2013年9月1日日曜日

九十九里町手記(89)

自治会の回覧板に、災害から身を守るための避難施設の設置を要望する文書が添付されてきました。 丁度良い機会(9/1は防災の日)なので、文面の一部をご紹介したいと思います。

「近い将来、千葉東方沖や南海トラフなどの巨大地震が起こると地震研究者達が警告を発しています。 震源地が近い場合、数分で巨大な津波が到達する可能性があります。 命を守るためには、高い場所に避難するのが最善策ですが、九十九里町には小高い山もなくまた、高い建物もない状態です。
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中略
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津波から身を守るための津波避難施設を、早急に設置してもらうために署名活動により、町・行政に切望します。 この運動を通して皆様のご意見を聞きながら活動していきますので、一人でも多くの方にご賛同頂き、ご支援ご協力の程、切に切にお願い申し上げます。」

この文書を読んだとき、1年程前に書いたブログの記事の内容が頭の中を過ぎりました。{九十九里町手記(67)}

上記の要望書の内容からすると、私の考えている人工高台とは、基本的に違うものになると思いますが、地震発生の確率が高まっている状況下においては、仕方のないことかも知れません。 けれど、人々の関心が高まっている時期に、将来のことを考えて種を蒔くことは必要なことだと思いますし、既に具体的な行動を起こしていらっしゃる方々と意見の交換を行うことは、十分に意味のあることと捉えます。

そのためにも、人工高台プロジェクトに関する私の基本的な考えを整理しておくことにします。
1. 既存の専門家組織が主体となって行うものではなく、地域のコミュニティを生活基盤とする一般の人々が主体となって行うものです。 プロジェクトを推進していく過程で、自己組織的に発生した組織の中に、集合知を蓄積して行きます。

2. 人工高台プロジェクトは、「九十九里町に植物工場を作りませんか?」プロジェクトの一環 です。 他に、自然エネルギーを利用した発電所プロジェクト、自由大学プロジェクトがあります。

3. 次の世代に、胸を張って渡すことのできるバトン作りを目指します。

※ 想定される人工高台の延べ面積・人口20,000人、1坪/人とすると、必要な面積はおよそ66000平方メートル、これは東京ドーム (46,755平方メートル)1.4個分の広さになります(正方形で考えると、一辺がおよそ257m)。・上記を上面の面積と考えると、これを支える下面の面積は、高さを15m(一般的なビルの4~5階 分に相当)、傾斜角を15°とした場合、およそ136,160平方メートルになります。