2020年6月25日木曜日

九十九里町手記(157)

CrowPi2なるものの存在を知りました。 どうやらKICKSTARTERと呼ばれるクラウドファンディングを利用して製作された商品のようですが、A versatile STEAM education laptop based on Raspberry(Raspberryベースの多目的なSTEAM教育ラップトップ)と説明されています。

※ ここでSTEAMとは、米国に本社を置くValve Corporationにより開発・運営が行われているデジタルコンテンツ配信サイトのことを指します。

はじめてRaspberry Piを購入したときから、もう6~7年は経っているので、最近のRaspberry Piはどうなっているのか気になり、調べてみました。 最新版のRaspberry Piは、CPUにARM Cortex-A72アーキテクチャ(64-bit)を採用したクロック1.5GHzのBCM2711(Broadcom)を搭載し、メモリは最大のもので8GBです(Raspberry Pi4 ModelB/8GBで、価格は1万円ほど)。

製品は違いますが、私が使っているPixel 3a(Google)は、Snapdragon 670(Qualcomm) を搭載しています。 ここにも、同じARM Cortex-A72アーキテクチャが採用されています(Pixel 3aが搭載しているメモリは4GB)。

CPUの動作クロックを見ただけで、性能を単純に比較することはできませんが、メインメモリは現在私が使用しているパソコンの2倍の容量があります。 昔、インテルの8080 CPU(実物はNECのコピー品)を1万円で購入して感激していたことを思うと、唯々驚くばかりです。

もしも必要な機材を揃えることができたら、その時にはRaspberry Piなどの組み込みコンピュータ向けのウェビナーを開催してみたいと思います。

2020年6月23日火曜日

九十九里町手記(156)

皆さんの記憶の中で、福島第一原子力発電所の事故により、飛散した放射性物質のことは風化してしまっているでしょうか。

正直申し上げて、「原発のウソ」(小出 裕章著)を手に取るまでは、私の頭の中からこの放射性物質のことはすっかり影を潜めていました。 新型コロナウイルスの件で、今はそちらまで気が回らないといったこともあるのでしょうが、先の事故で飛散した放射性物質が消えてなくなってしまった訳ではありません。

当時のブログを読み返してみても、閑居に設置した簡易放射線計の数値はありませんでした。 恐らく、公式に測定した値ではないので、ブログに書くことを控えたのではないかと思います。

当時使用していた簡易放射線計は、現在でも閑居で稼働しています。 すでに10年近くの歳月が流れているので、使用されているGM管(ガイガーミュラー管)の性能もそれなりに劣化しているものと思われますが、現在の数値は、2011年6月頃の数値とほぼ同じ値を示しています(事故前の平常時のおよそ4倍)。

この簡易放射線計は、インターネットを通じて、ある計測サイトに測定値を定期的に送る仕組みになっていたのですが、肝心の計測サイトは、かなり前に閉じられてしまったため、「放射線量の推移」がわからなくなってしまいました。
更に、九十九里町における放射線量の測定も、平成30年10月を最後に実施されなくなっているようです(この時点で、町内の放射線量は概ね0.05μSv/hとなっており、事故前の平常時のおよそ2倍です)。

今更、増加してしまった放射線量をどうのこうの言っても始まらないとおっしゃる方もいらっしゃると思います。 ただ、放射線量の推移を監視・記録することで、福島第一原子力発電所で起きた異変を間接的に知ることができるのも事実です。

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ここまでで、私が何をお話ししたいのか、ご理解頂けた方はいらっしゃいますか? もしいらっしゃいましたら、私は直接お会いしてお話ししたいと思います。
「素性のわからない人物とは連絡をとりたくない」とおっしゃる方は、一度「ちどりの里」(九十九里町作田1681番地、0475-76-6706)へおでかけになりませんか? 私は週に1回だけ「ちどりの里」で管理の仕事をしているので、その場にいらっしゃる方に「週に1回だけ管理の仕事をしている人物はどのような人物か?」とお尋ねになってみて下さい。

2020年6月21日日曜日

九十九里町手記(155)

九十九里町には、「つくも学遊館」という公共施設があります。

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現在、注目を集めている生涯学習。
みなさんに多様な学習の機会を提供する『世代を超えた交流の場』がつくも学遊館です。
健康で生きがいのある生活を送っていただくため、それぞれ用途に合わせて、研修、会議、調理実習等に利用できます。
また、メディアサロンでは無料でビデオおよびCD鑑賞が利用でき、学習にも利用できます。
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昨年でしたか、当のメディアサロンの一角に、交換本のコーナーが設けられましたが、最近このコーナーで、「原発のウソ」(小出 裕章著)という本を見つけました。 様々な想いが頭の中に浮かんできて、お借りしようかどうしようか迷いましたが、どうしても我慢ができずに手に取って持ち帰りました。

私の手元にこの本がある間は、他の方の目に触れることはないのですから、多くの方に読んで欲しいと考えてこの本を提供なさった方のことを思うと、この本が再び交換本コーナーに帰るその日まで、この本が読者の皆さんに伝えたかったことを、ブログの場を通じて少しでもお伝えしたくなりました。

私がこのブログを書き始めたのは、2009年3月21日でした。 当初は、インターネットを利用して町についての情報交換を行おうと考えたからでしたが、その後の2011年3月11日に起きた福島第一原子力発電所の事故が切っ掛けとなり、次の世代を生きる人々のために、私ができることをしておこうという考えに変わっていきました。

新型コロナウイルスの問題で新しい生活様式が求められる今、このタイミングで本書に出会ったことは、単なる偶然とは思えません。新型コロナウイルスと放射線のどちらも、知覚できないという点では同じです。 そして、どちらも完全になくなることはありません。

しかし、両者の間には大きな違いがあります。 新型コロナウイルスは私たちが作りだしたものではありませんが、原子力発電所は「私たち」が作り出したものだということです。 ですから、福島第一原子力発電所の事故により、飛散した放射性物質(放射線を出す物質)の問題は、私たちが(個々のレベルの範囲で)解決を図らなければなりません。

私は、以下の著者の発言に同感を覚えます。 著者の許諾なしに引用することをご容赦下さい。

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私の結論はこうです。
どんな汚染でも生じてしまった以上は拒否してはいけない。「汚染されている事実」をごまかさずに明らかにさせたうえで、野菜でも魚でもちゃんと流通させるべきだということ。そして「子どもと妊婦にはできるだけ安全と分かっているものを食べさせよう。汚染されたものは、放射線に対して鈍感になっている大人や高齢者が食べよう」ということです。
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「被害を福島の人たちだけに押し付けてはならない」
私は、40年間、危険な原発を止めようと努力してきました。しかし、止めることはできませんでした。その責任が私にはあります。皆さんは「原子力のことなんて何も知らなかった」「自分には何の責任もない」「安全だと言ってきた政府と電力会社が悪い」と思うかもしれません。しかし、だまされた人にはだまされた人なりの責任があります。もちろん政府や電力会社の責任は重大ですが、今日まで原発を容認してきた責任というものが私たち大人にはある。

それに、都市部の人たちは圧倒的な人口を経済力を背景に、これまで過疎地に危険な施設を押し付けて”豊かな生活”を謳歌してきたのです。被害を福島の人たちだけに押し付けてはならない。

マスコミは「暫定基準値を下回っているから大丈夫」としか言いませんが、基準値以下だから安全だということは絶対にありません。なぜ消費者に分かるように、一つ一つの食品についての「汚染度」を表示しないのでしょうか。汚染度を表示しさえすれば、個々人が自分の判断で「食べるか食べないか」を決めることができます。自分の命にかかわる基準を他人に決めてもらう今のやり方は、根本的に間違っています。

大事なのは、「自分の被曝を容認するかしないかは、自分で決める」ということです。
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※ 本書は、2011年6月1日に初版が発行されています。

2020年6月8日月曜日

九十九里町手記(154)

前回、菜の花について触れましたが、私のところで勝手に芽を出したのは、元々は小松菜の種として売られていたものが実を結んだものです。

Webで調べたところ、小松菜はアブラナの変種であり、主に葉や茎を食用にするとありました。  小松菜も、採らずにそのままにしておくと蕾から黄色い花が咲きます。 花が咲く前の蕾の状態で、茎の柔らかいところから摘み取り、電子レンジなどで調理すると、美味しくいただくことができます。

同じアブラナ属(アブラナ科アブラナ属)にブロッコリーがあります。 今年は、ブロッコリーも育てていますが、青虫の猛攻を受けて見るも無残な姿を晒しています。 途中で蒔いた小松菜も、穴だらけの状態です。 こうなることは薄々感じていたことでしたが、何かよい手立てはないものでしょうか(以前に、水耕栽培を試して上手くいったことがあります)。 加えて、一向に土壌の状態が改善しない(砂漠のような状態)という悩みも抱えています。

例えば、刈り取った菜の花を堆肥に変えることができれば、循環型の家庭菜園が楽しめるかも知れません(コンポスターを使ってみようかと考えたことはありますが、実際に試したことはありません)。

コンポスターには菌床(有機質土壌改良材)を使用する場合があるので、それらを地域で供給できるようになるとよいのではないかと思いました。