2013年11月24日日曜日

九十九里町手記(92)

今年の7月頃から、右手の親指の先に痺れを感じてから、最近では右腕全体が痺れるように なってきたので、兎に角一度診察してもらおうと、知人の薦める接骨院で診てもらうことに しました。

Webなどで調べるとわかることですが、接骨院とは「国家資格の柔整師取得者が施術を行う」 施設を指すそうです。治療の主目的は原因のはっきりした、主に急性の怪我で、医療保険が 適用されます。 一方、肩こり、慢性的ない痛み、マッサージなどは保険の適用外とのこと。

更に、柔整師の資格をもつ方が開設できる施設の名称は、法律上「柔道整復、接骨、ほねつぎ」 の3つだそうです。 ですから、これ以外の名称をもつ施設では、基本的に医療保険が使えない ということになりますね。

さて、整骨院では原因のはっきりしないものについては医療保険が適用できないことから、 はじめに整形外科を受診して、原因をはっきりさせておくことが筋なのかも知れません。

九十九里町から近い整形外科をWebで検索すると、東金方面に集中して10程度の施設がヒット します。 この中で、最も九十九里町に近い整形外科は「とよだ整形外科医院」なので、 一度こちらで診察して頂こうと思います。

2013年10月27日日曜日

九十九里町手記(91)

台風27号の影響が心配でしたが、交通機関の乱れもなく、無事閑居に戻ることができました。

はっきりしない天候が続いたためか、柿の実に黒く痛んだ箇所が見られるようになりました。試しに一つ収穫してみたところ、特にヘタ周囲の黒ずみが酷く、Webで調べたところによるとどうやら炭疽病のようです。(炭疽病とはいっても、その原因は動物に感染する炭疽菌とは別の、Gloeosporium kakiと呼ばれるカビの仲間)

因みに、ヘタ周囲の黒ずみが酷いのは、柿が主にヘタで呼吸してることと関係があるのかも知れません(知識の宝庫!目がテン!ライブラリー 第958回 2008年11月9日より)。

この病気に有効な薬剤の一つにチオファネートメチル(商品名:トップジン)というものがあり、DNAに作用して有糸分裂を阻害するそうです。 気になるのは人体に対する影響ですが、この薬剤のADIは0.08mg/kg体重/dayで、EPA(アメリカ環境保護庁)によると、人体に対する発癌性の恐れがある農薬として取り上げられているそうです。

ある製品の例では、1000mℓに400mg程度含まれているので、体重60kgの成人に許容される量のおよそ100倍の薬剤が含まれていることになります。 農薬を人体に直接使用することはまずあり得ませんが、風向きなどにより噴霧した薬剤を吸い込むことは十分考えられます。

できれば、農薬の使用は控えたいので、生物界の多様性(天敵など)に期待したいところです。

2013年10月13日日曜日

九十九里町手記(90)

今年の夏は、何かと記録破り(気象観測史上)の夏になりました。 10月に入ってからも、 11日に東京で観測史上(1875年以降)最も遅い真夏日を記録したそうです。 こうなってくると、今年は秋を通り越して、速足で冬がやってくるのではないかと心配し ています。

閑居の隅に植えてある柿の木は、私が九十九里町に移り住んだときに、記念樹として父親から 贈られたものです。 植樹したのは11月頃ではなかったかと思いますが、4年目にして20余り の実をつけました。 徐々に色づく柿の実を見るのは楽しみですが、昔ながらの四季折々の 風景が、この先いつまで続くのだろうかといった思いに、ふと駆られる今日この頃です。

東京オリンピックの開催が決まり、2015年10月には消費税が10%に引き上げられます。 平成25年8月分の労働力調査(基本集計)
http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/index.htm
によれば、就業者数は6310万人で、雇用者数は5562万人だそうです。 一方、平成23年度分の民間給与実態統計調査結果(国税庁)を見ると、年間給与所得の平均は 409万円で、源泉徴収税額はおよそ7兆5500億円だそうです。

仮に年収が400万円だとすると、20%程度は社会保険料や税金などで引かれますから、実際の 収入(可処分所得)は320万円程です。 この内、10%程度を貯蓄に回すものとすれば、消費税 は残りの288万円の10%で28.8万円となります。 この数字に、上記の雇用者数5562万人を掛け 合わせると、160185.6×10の8乗 ≒ 16兆円ですから、消費税率5%の現在よりもおよそ8兆円の 増収になります。 この先、この増収分がどのように使われるのかわかりませんが、泡沫と なって消えることのないように、見守るしかありません。

2013年9月1日日曜日

九十九里町手記(89)

自治会の回覧板に、災害から身を守るための避難施設の設置を要望する文書が添付されてきました。 丁度良い機会(9/1は防災の日)なので、文面の一部をご紹介したいと思います。

「近い将来、千葉東方沖や南海トラフなどの巨大地震が起こると地震研究者達が警告を発しています。 震源地が近い場合、数分で巨大な津波が到達する可能性があります。 命を守るためには、高い場所に避難するのが最善策ですが、九十九里町には小高い山もなくまた、高い建物もない状態です。
・・・
中略
・・・
津波から身を守るための津波避難施設を、早急に設置してもらうために署名活動により、町・行政に切望します。 この運動を通して皆様のご意見を聞きながら活動していきますので、一人でも多くの方にご賛同頂き、ご支援ご協力の程、切に切にお願い申し上げます。」

この文書を読んだとき、1年程前に書いたブログの記事の内容が頭の中を過ぎりました。{九十九里町手記(67)}

上記の要望書の内容からすると、私の考えている人工高台とは、基本的に違うものになると思いますが、地震発生の確率が高まっている状況下においては、仕方のないことかも知れません。 けれど、人々の関心が高まっている時期に、将来のことを考えて種を蒔くことは必要なことだと思いますし、既に具体的な行動を起こしていらっしゃる方々と意見の交換を行うことは、十分に意味のあることと捉えます。

そのためにも、人工高台プロジェクトに関する私の基本的な考えを整理しておくことにします。
1. 既存の専門家組織が主体となって行うものではなく、地域のコミュニティを生活基盤とする一般の人々が主体となって行うものです。 プロジェクトを推進していく過程で、自己組織的に発生した組織の中に、集合知を蓄積して行きます。

2. 人工高台プロジェクトは、「九十九里町に植物工場を作りませんか?」プロジェクトの一環 です。 他に、自然エネルギーを利用した発電所プロジェクト、自由大学プロジェクトがあります。

3. 次の世代に、胸を張って渡すことのできるバトン作りを目指します。

※ 想定される人工高台の延べ面積・人口20,000人、1坪/人とすると、必要な面積はおよそ66000平方メートル、これは東京ドーム (46,755平方メートル)1.4個分の広さになります(正方形で考えると、一辺がおよそ257m)。・上記を上面の面積と考えると、これを支える下面の面積は、高さを15m(一般的なビルの4~5階 分に相当)、傾斜角を15°とした場合、およそ136,160平方メートルになります。

2013年8月25日日曜日

九十九里町手記(88)

毎日暑い日が続いています。 閑居には温度計の備えがないのでWebで確認したところ、11時の時点で銚子は32℃とのことでした。 やや強めの風が吹いているお陰で、エアコンを点けずに窓を開け放した状態で何とかブログを書いていますが、一向に筆が進みません。

今回は、「集合知とは何か」(西垣 通著)から、「集合知」についてご紹介したいと思います。
本書を手にしたのは偶然でしたが、そこで紹介されている「群集の英知」(The Wisdom of Crowds, 2004)の一説は、今でも私の心を捉えて離さないものでした。

ここまで書いたところで、今週は断念しました(平成25年8月18日)。

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集合知の不思議なところは、一般の知識が専門家の知識を超える点ですが、この点を本書では、

集団誤差 = 平均個人誤差 - 分散値

で説明できるとしています。

この式が意味するところは、真値(正解)からの誤差が、一般の人々は専門家よりも大きいのですが、一人一人のバラツキ(分散≡多様性)により相殺され、結果として集団は正解に近い推測ができるということでした。

もっとも、本書では一人一人の推測値が平均として正しければ、集団としての誤差は少なくなるので、個々のメンバーの推測モデルの質がよいこと、しかも多様な推測モデルが用いられることが、集合知によって正解が得られる条件に他ならないと説明されています。

さて、話は「正解のある問題」から「正解のない問題」へ、集合知を適用できるかどうかという方向へ展開します。 いわば集団の「総意」あるいは「一般意志」を数理的に導くことが可能かどうかという問題です。

本書では、独裁(一人が総意を与える場合)または同値(全員が同じ価値判断を行う場合)を例外として、過半数投票は必ずしも集合知を与えないと説明しています。
つまり、「これが国民の望むことだ」などとは言えないということです。

例えば、「九十九里町に植物工場を作りませんか?」プロジェクトは、正解のない問題の一つです。 私は、このプロジェクトを通じて、以下のようなことを考えています。

1. 知識は与えられるものではなく、自ら学び得るものであり、学び得た知識は、広く他の人々と分かち合いましょう

2. 一人一人が正しい知識を得ることができるように、学びの場を作りましょう

3. 知識を文化と成し、後の世代に受け継ぎましょう

2013年7月28日日曜日

九十九里町手記(87)

閑居の部屋の中で、まとまった蟻の群れが目に留まりました。 体長2mm程の小さな蟻ですが、特徴的なのは腹部が黒く、頭部と胸部がべっ甲色をしています。 Webで調べたところ、イエヒメ蟻ではないかと思われます。 数が少なければ、どうということもないのですが、ある程度まとまった数になってくると、さすがにそのまま放置することはできません どこから現れるのか観察していたのですが、どうやらエアコンの裏側から出てくるようです。 できるだけ殺虫剤などは使用したくないので、取りあえず見つけては捕殺、見つけては捕殺の繰り返しでした。

物質的な豊かさよりも、精神的な満足度を重視する「国民総幸福(GNH)」で国際的な注目を集めたブータン王国ですが、北は中国(チベット)、南はインドに囲まれているので、両国との関係が内政に大きな影響を与えています。 ブータンのGNHという考え方に触れたとき、正直いつまでその考え方が人々の間に留まっているのだろうか、と不安に感じたことがあります。
今回、国民議会47議席の内、32議席を獲得した国民民主党と、与党の座を譲ることになった調和党との間に、政権公約における主張に大きな違いはないということですが、何故このような事態になったのでしょうか。

一説によると、前政権が対中関係を進展させたことからインドとの関係が後退し、インドがブータンへの補助金の停止を発表した結果、動揺した有権者が民主党になびいたということですが、王国の内情はそれだけではないようです。

  http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20110610/220679/?rt=nocnt

私は、対象が地域のコミュニティであっても、あるいは国であっても、社会の仕組みというものに、基本的な差はないと考えています。 九十九里町における地域コミュニティの在り方について、ご意見をおもちの方がいらっしゃいましたら、ご一緒に考えてみませんか?

2013年6月30日日曜日

九十九里町手記(86)

この土曜日(6/29)には、早船の里山を散策する催しがあり、参加させて頂きました。
この時期、空模様が心配でしたが、当日は9:30の集合時点で薄曇、その後は時折強い日の光が射す程に天候も回復して、絶好の散策日和になりました。

10:00近くに、早船公民館前を3班に別れて出発し、第2里山を経て憩いの広場にてラッキー気功法を体験、その後小休憩を挟んで海の見える丘(?)から第1里山に移り、参加者全員で童謡を合唱した後、一度憩いの広場に戻り、谷津田方面から早尾神社に向かって里山を散策しました。
あっと言う間の2時間でしたが、楽しい一時を過ごすことができました。 関係者の皆様、大変お疲れ様でした。

移動途中の第2里山では、熟れた梅の実が沢山落ちていたので、程度の良いものを幾つか拾っている内に、予定の時間を超えてしまい、後の予定を変更せざるを得なかったようです。

閑居に戻ってから、拾ってきた梅(青梅ではありません)を試しに一つかじってみたのですが、選んだ梅の実が外れだったのか、味のないボケたリンゴのような食感でした。 そのまま捨てるのも惜しいので、蜂蜜に漬けてみました。 さて、どうなることやら。
閑居の梅の木が、実を付けるまでに育つためには、もう少し時間がかかりそうです。

2013年6月23日日曜日

九十九里町手記(85)

以前、こちらのブログで「九十九里町に植物工場を作りませんか?」プロジェクト関連の記事を書いていたときに、(現在は専用のブログを用意しています)少しでもプロジェクトを現実的なものに近付けるために、町役場に基金の設立について相談をしたことがあります。
(このとき、町役場の担当者には丁寧に対応して頂きました)

そして最近になって、クラウドファンディングというインターネットを活用した新しい資金調達の仕組みが整いつつあることを知りました。
インターネットの記事によると、金融庁は金融審議会(首相の諮問機関)での議論を経て、来年(2014年)の通常国会に金融商品取引法の改正案を提出する方針であるとのことです。

クラウドファンディングには、リターン(出資者が、資金の受け手から得る見返り)により三つの類型があると言われています。

1. 寄付型:リターンがないもの
2. 購入型:金銭以外のリターンがあるもの
3. 出資型:金銭のリターンがあるもの

詳細は、別の機会に譲るものとして、最も考慮しなければならない点は、集めた資金を100%目的に投入するということです。 実際にクラウドファンディングを利用しようとする場合、そのプラットフォームを提供するサイトを通じて行うことになると思いますが、手数料が発生しますし、そのサイトがどの程度信用できるものなのかといった問題もあります。

そこで私は、町役場にクラウドファンディングのプラットフォームを提供して頂けるように働きかけてみるつもりでいます。

2013年6月9日日曜日

九十九里町手記(84)

Oさんのお宅は、私たちが九十九里町に来た当初に、よく買い物に利用していたスーパーへの道の途中にあります。 そのため、買い物の道すがら、犬を連れて散歩を楽しむOさんとは、しばしば立ち話に花を咲かせたものでした。

Oさんもこちらに来る前は、私たちと同じ学芸大学に住んでいたということでしたので、学芸大学駅の近くにある洋菓子のお店の話から、一度に親しみを感じるようになったと記憶しています。

そのようなOさんの訃報を耳にしたのは先月(実際にお亡くなりになったのは3月)のことでしたが、せめてお焼香だけでもと、Oさんのお宅を訪ねました。
その後、Oさんの旦那様から玉葱やジャガイモを頂きましたが、返って気を遣わせてしまったのではないかと恐縮しています。

さて、昨日の夕刻には、ご近所のTGさんからピーマン、ナス、しし唐の苗を頂きました。 早速、閑居の前にあるハウス栽培の跡地に定植しました。 こちらの跡地はTGさんの所有地ですが、TGさんのご好意により、昨年からその一部を、ご近所の方々のために開放して頂いているものです。

昨年は、ビギナーズラックでキュウリ、ミニトマト、ナスが沢山採れました。 今年は、株価ではありませんが、気温が乱高下するためか、先月に植えた苗の生育が思わしくありません。(そのような中で、ジャガイモの苗だけは元気に育っているようです)
この先、どのような結果になるのでしょうか。

2013年5月26日日曜日

九十九里町手記(83)

柚子の葉に、黒っぽい小さな芋虫様の生物が3匹乗っているのを見つけました。 直感的にアゲハ蝶の幼虫ではないかと思いましたが、植えたばかりの柚子の木に負担をかけてはと、1匹だけ残して様子をみることにしました。



気付いてみれば、柚子の葉をそれほど食い荒らした形跡もなく、ご覧のように見方によっては愛らしくも見える姿に成長しました。 もしかしたら、親が卵を産む際に、柚子の木の大きさに合わせて卵の数を調整したのかも知れません。 そうだとしたら、余計なことをしたものです。
柚子の木が十分に大きくなれば、私も余計なことをせずに済むでしょう。 その頃には、ここにある柚子の木を故郷と思い、再び訪れてくれることを願います。

さて、閑居の裏には流れの絶えた溝川があります。 ご近所のTさんのお話では、Tさんがこちらに来られた頃には、湧き水が出ていたためか、流れもきれいでホタルを見かけることがあったそうです。

九十九里町には、私の見る限り(Google map)山らしい山はありませんが、開けた田んぼのあちらこちらに、林に見える場所があります。

※ 林:林の語源は「生やし」で、人が手を加えて生活の一部としたものだそうです。

今まで思いが至りませんでしたが、この「生やし」のあり方をもう少し現代風にアレンジすれば、次の時代を担う方々に役立つ遺産となるのではないでしょうか。 例えば、遊休地に計画的な植林を行い、周囲の景観を豊かにすると共に生活の糧となる恵みを与え、かつ自然災害による被害を少しでも抑えてくれるような「生やし」の現代モデルを、考えてみるとよいかも知れません。

※ 以前お話した「里山」は、人が近くの森を生活の一部として利用するというものでした。九十九里町には森がありませんから、上記のような「生やし」について、もう少し考えてみたいと思います。

2013年5月19日日曜日

九十九里町手記(82)

今年は、例年に比べてアブラムシの発生が多いように感じます。 特に、まだ若い梅の木の被害が酷く、見かねて重い腰を上げることにしました。

アブラムシについて調べてみると、雌が卵胎生単為生殖により、既に胎内に子を宿している雌を産む(産雌単為生殖)とありますが、これが短期間で急激に増える理由でした。

その他のことについても、あちらこちらで拾い読みをしていると、真社会性であるとか、血縁選択説といった題材から、クローン(clone)という用語に辿り着きました。

クローンとは、同一の起源かつ均一な遺伝情報をもつ核酸、細胞、固体の集団を指す用語で、本来の意味は「挿し木」だそうです。

クローンは、遺伝的には均一であり、遺伝子という観点からは群落というよりはむしろ一つの巨大生物に喩えられるそうです(リチャード・ドーキンス)。

話が脇道に逸れてしまいましたが、アブラムシの発生が多いことをどのように予測したのかわかりませんが、今年はテントウムシの幼虫を多く見かける気がします。 ただ、お恥ずかしい話ですが、テントウムシの幼虫の姿がうろ覚えであったこと、さらに蛹の姿と成虫の姿が私の頭の中で一致していなかったことなどの理由により、それとわかるまではせっせと駆除をしておりました。 テントウムシさん、本当に御免なさい。

さて、アブラムシの駆除については木酢液などを試してみましたが、やはり指で挟んで押し潰すという原始的な方法が一番良いように思います。

2013年5月4日土曜日

九十九里町手記(81)

連休後半初日の昨日は、床のワックス掛けを行いましたが、子供がいる訳でもないのに、床のあちらこちらにへこみや傷が目立つようになりました。 もう少し大切に扱って欲しいと思うのですが、ご本人は全く意に介しない様子です。

以前から、蜂蜜を甘味料として利用したいと考えていたのですが、ふとメープルシロップのことが思い浮かんだので、少し調べてみました。

メープル{maple:楓(かえで、嘗ては槭とも)}は200種近く(Maples of the World)あり、カエデ類の樹液にはもともと糖分が含まれているそうですが、特に北米産のサトウカエデの樹液には、蔗糖{sucrose:スクロース(ブドウ糖:グルコースと果糖:フルクトースが結合したもの)}が多く含まれるそうです。

http://homepage2.nifty.com/chigyoraku/top11.html
-カエデともみじより-

http://www2.bitslounge.com/a02_event/2004/0218_mapl.html
-トロントWebタウン情報誌より-

メープルシロップは、蜂蜜と比べても低カロリー(269kcal/100g)で、カルシウムとカリウムが多く含まれているそうです。 空気に触れなければ、長期間(2~3年)保存が効く点も扱い易いと思います。 

ただ、樹液を採取するためには、直径が30cm程度に成長したサトウカエデが必要で、1本の木から採れる樹液(サップ)は平均して40ℓですが、これをおよそ1/40に煮詰めてシロップを作るため、最終的には1ℓしか残りません。 自家用にと考えて、1年分のメープルシロップを用意するためには、樹齢50年程度のサトウカエデが10本は必要になるでしょう。

サトウカエデの寿命は300年を超えるとのことですが、いずれにしても私に残された時間の持分だけでは足りないので、どなたかメープルシロップに興味のある方と巡り会うことができたならば、サトウカエデを植樹してみたいと思います。



2013年4月30日火曜日

九十九里町手記(80)

昨日から今日にかけて、箱根の保養所に出掛けました。 九十九里町からは、片道およそ200km程度の距離にあるので、高速道路を乗り継いで行くのも楽ではありません。

それでも、私にとって4/29は特別な日であり、この日に保養所の宿泊予約が取れることは滅多にないので、4/30にお休みを頂いて出掛けることにしました。

保養所は、芦ノ湖からそれほど遠くない場所にありますが、確か標高は900m前後で、今の季節になっても、朝晩は肌寒さを感じさせます。

箱根の魅力を一言で表現することは難しいのですが、観光地としてだけでなく、住まうという観点からその地を眺めてみると、見えてくるものがあるのかも知れません。

https://www.town.hakone.kanagawa.jp/hakone_j/index.html







2013年4月21日日曜日

九十九里町手記(79)

昨日は、母の四十九日法要に続いて、納骨を無事に済ませることができました。 時折小雨の交じる肌寒い陽気でしたが、生前に「遇光」なる法名を頂いていた母は、これで真実の光となり、遠く世界の隅々を遍く照らしてくれることでしょう。

久し振りに、簡易放射線量計の表示を調べてみたところ、今までよりも数値が僅かに高く表示されていることに気付きました(普段、線量計は目に付かない場所に設置してあります)。

少し気になったので過去3ヶ月のデータを調べてみたところ、2月10日前後に何か原因がありそうです。 同じように放射線量の監視を続けていらっしゃる方で、お気付きの点がありましたら、こちらにコメントをお寄せ頂ければ幸いです。









2013年3月31日日曜日

九十九里町手記(78)

九十九里町に閑居を構えようと考え始めた頃は、数年間は在宅勤務で仕事をこなし、定年後は、それまでにお付き合い頂いた方々の範囲で、それまで以上に、主客双方が満足できる仕事の在り方について探求することを漠然と計画していました。
当時と比べると、周囲の状況は一変しましたが、基本的な考え方は現在も変わっておりません。

最近では、企業に定年を65歳まで延長する義務を与える「改正高年齢者雇用安定法」が話題になっています。 私は、この法律で定義されるところの「高年齢者」に該当するので、強ち無関心ではいられません。 現在私がお世話になっている企業は、恐らくは多くの零細企業がそうであるように、旧態の個人商店の延長といった社風を色濃く残しています。 そのような企業にとって、65歳定年延長義務化は、少なからぬ負担を強いるものとなりましょう。

さて、「改正高年齢者雇用安定法」の施行を前に、一部の企業では、高年齢者(55歳以上)を中心とした関連企業を新しく作るといった動きもあるようですが、普通の企業であれば、法律で定められなくとも、高年齢者雇用の問題に独自に取り組んできていると思います。

私は定年後に、そのような普通の企業と、雇用契約ではなく業務提携を締結したいと考えています。 その考え(仕組み)は、現在のシルバー人材センターと良く似ています。

はじめに、シルバー人材センターについて、公益社団法人 全国シルバー人材センター事業協会のホームページを見てみましょう。

「シルバー人材センター(センター)とは、高年齢者が働くことを通じて生きがいを得ると共に、地域社会の活性化に貢献する組織です。
センターは、原則として市(区)町村単位に置かれており、基本的に都道府県知事の許可を受けた社団法人で、それぞれが独立した運営をしています」

シルバー人材センターの特徴は、
1) 高年齢者のライフスタイルに合わせた「臨時的かつ短期的またはその他の軽易な就業」を提供
2) 「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」に基づく公益法人
3) 「生きがいを得るための就業」が目的なので、収入の保障はない
4) 契約はセンターが主体となる
5) 業務形態は請負または委任契約による(派遣業務は行わない)
6) センターは、「自主・自立、共働・共助」の理念に基づき、会員の総意と主体的な参画により運営される

一方、現時点で私は、
2)' 独自の取り組みを行う任意団体(またはNPO法人)
5)' 不測の事態に備えるための仕組み(保険)を設ける
7) 地域社会をどのようにして活性化するのか、または地域社会とどのようにして係りをもつのか、具体的な取り組みを示す

などについて考えています。



2013年3月30日土曜日

九十九里町手記(77)

現在お世話になっている会社の仕事場がある東京では、朝6:00から放送されているJ-WAVEのTOKYO MORNING RADIOを聞いています。

放送の中では、6:30から始まるPOWER YOUR MORNINGで、つい書き留めたくなる前向きなひと言が紹介されています。 この時間は、体を目覚めさせるために、軽い柔軟体操を行いながら放送を聴いているのですが、「これはっ!」と感じたひと言を、ダイレクトメールの余白などに走り書きしたものが、部屋の中に散在しています。

これをそのまま捨ててしまうのは惜しい気がしたので、こちらのブログでご紹介させて頂くことにしました。 番組では、ビジネスを対象にしたひと言が多いように感じますが、以下は、より広い世界を対象とすることを目指して、自分なりに勝手な解釈を加えたひと言です。

「火花が散る瞬間を忘れない!」
ある製造工場で、鉄板同士をスポット溶接する時に飛び散る火花を見て、この瞬間に新たな付加価値が物に与えてられていると感じたあなたは、物を運んだり会議をしたりする間に、物を作ることはできないと考えます。

確かに、物を運んだり会議をしたりすることも必要ですが、それらは物に最大の付加価値を与えるためのサポーターであることを意識していないと、本来の目的を見失ってしまいます。

火花が散る瞬間とは、物作りに携わる人々に、働く目的を再認識させるための手掛かりとなるひと言ではないでしょうか。







2013年3月10日日曜日

九十九里町手記(76)

平成25年3月4日(西暦2013年3月4日)、母は享年85歳の人生を終えました。

この3月1日は、母の満85歳の誕生日でしたが、私が病床の母の姿を最後に目にしたのは、3月3日(日)の夕刻でした。

父からの電話連絡を受けたのは、翌日3月4日の仕事中15:45頃でしたが、母が亡くなったのはそれより30分程前のことだったようです。

その日の夜に、母は病院から自宅に戻りましたが、斎場および火葬場の都合により、葬儀は3月8日、9日となったため、その間は葬儀屋の霊安室で預かって頂きました。
そして昨日、母の葬儀を無事終えて、九十九里町の閑居に戻りました。

まるで春一番のような1週間でしたが、ご近所や親戚縁者の方々に助けられ、妙な表現ですが良い思い出となるような葬儀を執り行うことができたと思います。 お集まり頂いた方々にも、この場をお借りして、厚くお礼申し上げます。 有難うございました。

さて、誰もが背負わなければならない荷物を、これまでも一つ一つ、それぞれの場所に下ろしてきたわけですが、残り少なくなった荷物を目の前にして、そろそろ私にも人生の終活に本腰を入れなければならない時期が訪れたようです。


2013年2月17日日曜日

九十九里町手記(75)

昨日(2/16)は、秋晴れのような空模様でしたが、冷たい強風が吹き荒れて、まるで嵐のような一日でした。 一夜明けて強風は収まりましたが、今朝は一段と冷え込みが厳しくなっています。

円安の影響か、ガソリンの価格が上昇しています。 昨日給油した時点で147円/?ですから、約一月前に比べると10円/ℓ(7.3%)程の価格上昇です。

昔から、日本はエネルギー資源に乏しい国なので、国外に殆どのエネルギー資源を依存する形になっていることは、皆さんもよくご存知のことと思います。
ちなみに、2011年のエネルギー白書によると、石炭・石油(化石燃料)だけでなく、液化天然ガス(LNG)や原子力の燃料となるウランは、ほぼ全量が海外から輸入されており、エネルギー問題(エネルギー自給率4%)の根本的な解決になっていないことがわかります。

以前から私が不思議に思えてならないことは、日本は周りを海に囲まれた海洋国なのに、これまでどうして、海洋資源の本格的な開発に着手することが行われなかったのだろうかということです。 最近になり、海底にあるとされている天然ガスやメタンハイドレートなどの天然資源が話題になっていますが、ウィキペディアなどによると、既得権益に絡む問題の存在を暗に示しています。

閑居のある九十九里町は太平洋に面しているので、海を利用した発電システムの研究などを行うというのは如何でしょうか? 新しい事を始めようとするときに、何かと言えば費用がかかるという話を聞きますが、真に必要なものが何かを考えて、長期的な視野から適切な投資を行うことが大切だと思います。

2013年2月11日月曜日

九十九里町手記(74)

大網駅から、大網街道を国道128号に向かって少し進むと、左手にパン屋さんがあります。 以前、ご近所のTさんに教えて頂いたお店ですが、一月振りに訪れてみたところ、2/14にリニューアルオープンとのことで、お店はお休み(改装中)でした。

天然酵母の食パンやフランスパンがお気に入りなので、閑居から少々距離はあるのですが、時間に余裕のあるときに利用していました。

良い機会なので、近くに天然酵母のパンを焼くお店がないかどうか少し調べていたところ、以前知人から聞いた東金のパン屋さんに立ち寄ったことを思い出しました。

Boulangerie(フランス語でパン屋の意)とお店の名前の一部にあるので、フランスパンがお得意なのかも知れませんが、その時は試してみたかった天然酵母の食パンが売り切れていて、普通の食パンを買って帰ったように記憶しています。

こちらのパン屋さんのブログは、私のようにパンに関する知識の浅い者でも、楽しく読ませて頂くことができるので、ご紹介させて頂きます。

http://www.konazakura.com/

余談ですが、町のパン屋さんも、独自ドメインをもつことが当たり前の時代になったのかと思うと、自分はまるで違う時代に生きているかのような錯覚を覚えます。

さて、ついでにパンの歴史を調べていたら「石窯パンの作り方・基礎知識」なるブログに辿り着きました。 内容は、経験的でもあり、また理論的でもありますが、天然酵母でパンを作るということが、どのような意味をもつのか、しっかりと説明されているように感じました。

http://ishigamapan.sblo.jp/category/748718-1.html

閑居のある九十九里町で、しっかりとした生活の基盤を整えることができれば、もう少し様々なことにチャレンジしようといった気持ちが湧いてくるのではないかと思いますが、そのようになるまでには、もう暫く時間がかかりそうです。











2013年1月14日月曜日

九十九里町手記(73)

今朝からの雨模様は、夕刻になって強い風と雪に変わりました。 この調子だと、明朝の各路線の運行状況が心配です。

昨日の夕刻に、ご近所のMさんと、こちらでの仕事のことや町の行政について1時間程お話をさせて頂きました。 私は、閑居のある九十九里町が「町民総幸福量:GTH(Gross Towner Happiness)」の最も豊かな町になることを夢見ています。 友達が沢山いて幸せ、家族が健康で幸せ、食べ物が美味しいから幸せ、空がきれいだから幸せ、お金が沢山あって幸せ、etc...

つまり、私は幸福の多様性が、そこに暮らす人々の総幸福量を増やすのではないかと思います。 ある特別なものにだけ幸せを感じる、或いは幸せと感じられるものはこれだけしかないといった状況では、総幸福量を増やすことは難しいのではないでしょうか。

※ 国民総幸福量:GNHについては、「ブータン」をキーワードにWebを検索してみて下さい。

コメリでブルーベリーの苗木を購入しました。 2年前に購入したものが、昨年はそこそこ実をつけたので、今年はもう少し楽しみを増やそうと目論んでいます。

Tさんから頂いたブロッコリーの苗は、葉が全部なくなってしまいました。 事情をTさんに話したところ、鳥が食べたのではないかとのことでした。 私はてっきり虫が食べたものと思い込んでいましたが、言われてみれば、気温の低いこの時期に、活発に動き回って葉を食べる虫はなかなかいるものではないと思いました。

このことから、ブロッコリーの葉はきっと美味しいに違いないという仮説を導くことができます。 今年の冬は、是非試してみたいと思います。



2013年1月3日木曜日

九十九里町手記(72)

以前(九十九里町手記番外編植物工場1)にお話させて頂きましたが、夫婦二人の主食(お米一年間分)だけを考えても、5アール程の土地が必要でした。

この他に、水、副食、被服、住居、エネルギーなどのことを考えると、夫婦二人が生活するためには、いったいどれ程の資源があればよいのか、直ぐには思い浮かびません。

でも、そのような状況の下で、大した不自由もなく日々の生活を送ることができるのは、どのような仕組みがあるからなのでしょうか。

一度災害に見舞われ、それまでの生活では意識しなかった事柄を目の前にしたとき、人はその現実をどのように受け止めるのでしょうか。

私は、一つの答えとして、より多くの方々が、今の生活だけでなく、将来の生活のことを考えて、その方なりの行動を起こすことではないかと考えています。 ここで、将来の生活とは、ご自身のことだけでなく、お子さんやご親戚、更にはご友人や知人を含みます。

企業活動には、ゴーイングコンサーン(going concern)という言葉が使われることをご存知の方もいらっしゃると思います。 これは、将来に渡って永遠に企業活動を継続するといった意味ですが、本来は「社会」について使われる言葉ではないかと思います。

前回は、小熊さんの「社会を変えるには」をご紹介しましたが、ここから私は「社会をつくるには」について考えて行きたいと思います。 そのはじめの一歩が「九十九里町に植物工場をつくりませんか?」プロジェクトです。

ここで[植物工場」を小さな「社会」と考えてみて下さい。 この小さな「社会」を、将来に渡り継続的に運営していくためには、何からの基本となる仕組みが必要になります。 そこで、民主主義(人民主権)といった考え方を、この小さな「社会」を運営していくための仕組みとして利用することを考えています。

※ 私が、自身の考えをまとめる上で、参考にさせて頂いている本を、幾つかご紹介させて頂きます。

*「略奪大国」、ジェームス・スキナー著、フォレスト出版
*「社会を変えるには」、小熊英二著、講談社現代新書
*「現代語訳学問のすすめ」、福澤諭吉、ちくま新書
*「ハーバード白熱教室講義録(上)(下)」、マイケル・サンデル著、早川書房
*「1分間エコノミックス」、J.C.ブール・R.M.ラロー著、ダイヤモンド社

当ブログの内容に興味をおもちの方は、小さな社会についてご一緒に考えてみませんか?