2018年6月25日月曜日

九十九里町手記(番外編)

このタイミングでブログを更新する予定はなかったのですが、ある方のご紹介で、地域にお住まいの有志の方々で構成されている「ちどりの会」の会合に出席させて頂く機会を得たので、そこで感じたことについてお話ししたいと思います。

会員の皆さんは、既に何らかのボランティア活動に携わっていらっしゃる方々で、会の目的は、各々のボランティア活動の横の繋がりをつくるための「場」を提供するといったものではないかとの印象を受けました。 同時に、今まで水面下にあって見えなかったものが、網の一端を手にすることで、引き寄せらた網の中に蠢く群れを垣間見たような感じでした。

私自身は、率先して何かを成すというタイプではありませんが、一つの志をもっています。 ですから、同じ志をもつ方々がいらっしゃれば、自身に残された幾ばくかの時間を、そのような方々とご一緒させて頂きたいと考えています。

会合の中で、「場」の重要性についてお話しされたのは、Mjさんでした。 私も「場」の重要性についてはある程度認識しているつもりでおり、「九十九里町に自由大学をつくりませんか?」プロジェクトの原点でもありました。 最近では、より汎化されたリ・ローカリゼーションに視点が移り、このような活動と接点をもつことができないか模索中です。

※ トランジション・ジャパン公式ページより、トランジションタウンつだぬまにメッセージを送ってみましたが、返信は未だありません。 因みに、トランジション京葉のWebサイトには接続できませんでした。

2018年6月8日金曜日

九十九里町手記(133)

東金図書館で借りた一冊の本には、7年前(2011年)から心の中でもやもやしていたものを、一掃してくれることが書かれていました。 タイトルは「地元経済を創りなおす」(枝廣 淳子)、地域の、地域による、地域のための経済を、どのようにすれば実現できるのか、理論だけでなく、具体的な事例を挙げて紹介しています。 ずっと手元に置いておきたくなってしまったので、思わず購入してしまいました。

私の歳になれば、皆似たことを考えるようになるのは自然のことのように思います。 似たことを考えているのに結果が異なるのは、具体的にどのような取り組みがなされたかの違いによるものではないかと考えられます。

本書で紹介されている英国の町トットネスでは、
「このままではいけない」という危機感と、「自分たちの地域はこうありたい」というビジョンを共有する人々が、自分たちの地域に関する「客観的なデータや見通しを示す報告書」を共通の基盤として、「継続的に新規プロジェクトや起業を育み支援する場」と、「定期的に事業アイデアを発表して、地域のプロジェクトとしていく発射台」を有機的に組み合わせて、「レジリエンス(回復力、復元力)に富んだ新しい地域経済」を創造しているそうです。

ここで、私の背筋にゾクッとする感覚が走った本書の一節をご紹介します。
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トットネスには、きちんとした組織があるわけでもなく、体制が定まっているわけでもありません。 トランジション・タウン・トットネスの事務局は本当に小さいもので、数人のパートタイムスタッフが主にコーディネータ役として働いているだけです。 ピラミッド型の組織があるわけでもなく、全体の目標や枠組みがしっかり決まっているわけではありません。 それなのに、次から次へと「リ・ローカライゼーション(再地域化)」に向けて町や住民を動かしていく重要なプロジェクトが生み出され、展開していることに驚きました。
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これこそが、私が長年夢に描いてきた自己組織化社会の実例に他なりません。 私が初めて自己組織化社会の実例に触れたのは、CERN(欧州原子核研究機構)でした。 今から20年以上も前のことです。

当時、私は自己組織化ロボットに興味を魅かれ、いずれは自然界で起きているような自己組織化された社会が出現すると考えていました。 自己組織化とはいっても、完全に無秩序な状態(カオス)から、それが生じないことは知られています。 問題は、自己組織化に必要な条件を明確にできないことではないかと思います。

さて、この続きは別の機会に譲ることにして、折角学んだ知識を無駄にすることなく、次の実践に繋げていきたいと思います。