2013年1月3日木曜日

九十九里町手記(72)

以前(九十九里町手記番外編植物工場1)にお話させて頂きましたが、夫婦二人の主食(お米一年間分)だけを考えても、5アール程の土地が必要でした。

この他に、水、副食、被服、住居、エネルギーなどのことを考えると、夫婦二人が生活するためには、いったいどれ程の資源があればよいのか、直ぐには思い浮かびません。

でも、そのような状況の下で、大した不自由もなく日々の生活を送ることができるのは、どのような仕組みがあるからなのでしょうか。

一度災害に見舞われ、それまでの生活では意識しなかった事柄を目の前にしたとき、人はその現実をどのように受け止めるのでしょうか。

私は、一つの答えとして、より多くの方々が、今の生活だけでなく、将来の生活のことを考えて、その方なりの行動を起こすことではないかと考えています。 ここで、将来の生活とは、ご自身のことだけでなく、お子さんやご親戚、更にはご友人や知人を含みます。

企業活動には、ゴーイングコンサーン(going concern)という言葉が使われることをご存知の方もいらっしゃると思います。 これは、将来に渡って永遠に企業活動を継続するといった意味ですが、本来は「社会」について使われる言葉ではないかと思います。

前回は、小熊さんの「社会を変えるには」をご紹介しましたが、ここから私は「社会をつくるには」について考えて行きたいと思います。 そのはじめの一歩が「九十九里町に植物工場をつくりませんか?」プロジェクトです。

ここで[植物工場」を小さな「社会」と考えてみて下さい。 この小さな「社会」を、将来に渡り継続的に運営していくためには、何からの基本となる仕組みが必要になります。 そこで、民主主義(人民主権)といった考え方を、この小さな「社会」を運営していくための仕組みとして利用することを考えています。

※ 私が、自身の考えをまとめる上で、参考にさせて頂いている本を、幾つかご紹介させて頂きます。

*「略奪大国」、ジェームス・スキナー著、フォレスト出版
*「社会を変えるには」、小熊英二著、講談社現代新書
*「現代語訳学問のすすめ」、福澤諭吉、ちくま新書
*「ハーバード白熱教室講義録(上)(下)」、マイケル・サンデル著、早川書房
*「1分間エコノミックス」、J.C.ブール・R.M.ラロー著、ダイヤモンド社

当ブログの内容に興味をおもちの方は、小さな社会についてご一緒に考えてみませんか?

0 件のコメント:

コメントを投稿