2013年10月27日日曜日

九十九里町手記(91)

台風27号の影響が心配でしたが、交通機関の乱れもなく、無事閑居に戻ることができました。

はっきりしない天候が続いたためか、柿の実に黒く痛んだ箇所が見られるようになりました。試しに一つ収穫してみたところ、特にヘタ周囲の黒ずみが酷く、Webで調べたところによるとどうやら炭疽病のようです。(炭疽病とはいっても、その原因は動物に感染する炭疽菌とは別の、Gloeosporium kakiと呼ばれるカビの仲間)

因みに、ヘタ周囲の黒ずみが酷いのは、柿が主にヘタで呼吸してることと関係があるのかも知れません(知識の宝庫!目がテン!ライブラリー 第958回 2008年11月9日より)。

この病気に有効な薬剤の一つにチオファネートメチル(商品名:トップジン)というものがあり、DNAに作用して有糸分裂を阻害するそうです。 気になるのは人体に対する影響ですが、この薬剤のADIは0.08mg/kg体重/dayで、EPA(アメリカ環境保護庁)によると、人体に対する発癌性の恐れがある農薬として取り上げられているそうです。

ある製品の例では、1000mℓに400mg程度含まれているので、体重60kgの成人に許容される量のおよそ100倍の薬剤が含まれていることになります。 農薬を人体に直接使用することはまずあり得ませんが、風向きなどにより噴霧した薬剤を吸い込むことは十分考えられます。

できれば、農薬の使用は控えたいので、生物界の多様性(天敵など)に期待したいところです。

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