2016年2月27日土曜日

九十九里町手記(111)

定年退職後は、ハローワークの求人情報を中心に職を求めているのですが、これから新しい職場を探すとなると難しいものがあります。

ただ、世の中には新品を求める人だけがいるわけではありませんし、古いものに価値を見出す人もいるでしょうから、要するに需要と供給をマッチングさせる場があれば、もっと高年齢者の潜在能力を引き出すことができるのではないかと思います。

私は、四半世紀を超えて、主に組み込みプログラムの開発に携わってきました。 しかし20年前頃から、組み込みプログラムに携わる若い方の将来に不安を抱くようになりました。 当時、私は知人に「組み込みプログラムの開発といった仕事は高年齢者に任せて、若い人は基幹系などの大規模なプログラムの開発現場に身を置いた方がよい」と口にしたものです。

スマートフォンなどの携帯端末を含め、Webアプリケーションなどと呼ばれるプログラムの開発には、インターネットを利用できる環境さえあれば、自宅でも可能な状況になっています。 このような理由から、この領域については女性の進出が目立つように思います。

これとは異なり、私が長年携わってきた組み込みプログラムは、常にハードウェアと表裏一体の関係にありました。 例えて言うならば、ものとものとをくっつける接着剤のような存在です。 つまり、現実の「もの」が存在しない世界(仮想世界)では、組み込みプログラム(元はファームウェアと呼ばれていました)も必要ありません。

このことは、新しい「もの」作りが減った市場では、組み込みプログラムに携わる技術者が、いずれは派遣労働者として市場を転々と渡り歩くであろうことを暗示しています。 ですから、若い人は少々敷居が高くとも、数百人という規模で開発しなければならない、基盤技術を支えるようなプログラムの開発に携わることをお勧めします。
尤も、私のように組み込みプログラムを作ることが好きだとおっしゃる方には、ご自身の人生ですから余計なことは申しません。

話が横道に逸れてしまいましたが、シルバー人材センターなるものがあります。 以前にもこちらのブログで触れたことがありますが、高年齢者(高年齢者雇用安定法によれば55歳以上の者)が働くことを通じて生きがいを得ると共に、地域社会の活性化に貢献する組織で、原則として市(区)町村単位に置かれる公益社団法人(一般社団法人と異なり、都道府県知事の認定が必要)だそうです。

このシルバー人材センターで、上述したような場を提供できればよいと思いますが、現実はそのようになっていないようです。 そこで、シルバー人材センターに対して提案を行うことも一つの方法ですが、独自にそのような場を設けることを考えてもよいのではないでしょうか。

当ブログに興味をおもちの方がいらっしゃいましたら、下記メールアドレスまでご連絡頂ければ幸いです。
raputam@mail.com
高橋

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